正道有理のジャンクBOX

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正道有理のジャンクBOX

― 他の動物より人間が優れているとすれば、蓄積された知識や経験から自分の行為がもたらす成果や結末を予測し得ることである ―

世論調査の対象から外されている若者こそ、安倍政権にノーの投票を

世論調査による世論誘導とその欺瞞を打ち破るには、若者の投票率を上げること、とりわけ安倍政権ノーの票を投ずることだ。
最近の報道各社の世論調査が、いつも同じような傾向を示していると感じる人は少なくないだろう。

 

 世論調査の方法は、多くの場合RDD(Random Digit Dialing)方式が採られている。これはコンピュータによってランダムに作り出した固定電話の番号に電話をかけて行うアンケートだ。当然、使われていない番号は飛ばし、回答してくれる人に繋がるまでこの作業を繰り返す。全体あるいは年代別で所定のサンプル数になるまで続ける。

ところで、固定電話の加入世帯が多かった時代には、こうした方法で集めたサンプルによってかなり正確に全体の傾向を推計できた。ところが、下のグラフから明らかなように20代~30代の世帯では固定電話の加入率が35%ほどになってしまっている。
サンプルの採り方にもよるだろうが、例えば20代の場合は、この年代の12%の、30代なら50%の傾向を表わすにすぎない。

更に、携帯電話・スマートホン等の普及によって、固定電話の性格も変わってきている。固定電話そのものが、一般的ツールから生活条件や職業上の理由に規定された特殊なツールに変わりつつあるということだ。これは、固定電話に加入している世帯の意識をも規定する、ひとつの条件と見てよいのではないか。

つまり、言いたい事はこうである。報道各社の選挙情勢にかかわる電話世論調査は、少なくとも若年層の意識動向を正確に反映していない。この調査が恰も正確な選挙情勢を反映しているかのような結果に終わるのは、若者の投票率の低さに助けられているからだ。
初めから世論調査の対象にもされていない若者が、大挙して安倍政権にノーの投票を叩きつけることこそ、マスコミの欺瞞、世論誘導を突き破る道だ。

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